モアミザン堀の"独自解説!キネマブック"

映画を観た感想をつらつらと書くブログです。

#01 「ハクソー・リッジ」

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当ブログ記念すべき第1本目の映画は、先日公開されたばかりの「ハクソー・リッジ」。

 

「あの」メル・ギブソンが、

「あの」沖縄戦の、

「あの」前田高地の戦いを描くということで、情報が公開されてから楽しみで仕方なく、先日の24日、公開初日に鑑賞。

 

あらすじなどは他サイト様で山ほどご紹介されてるので割愛。

 

 

戦地に出るまでの間は眠たさ200%の時間が続く。

自分自身、あまり銃後の話に興味が湧かないので、この辺はちょっと辛い。

まあ主人公の人となりなどを説明するシーンなので、しょうがないとは思うが…

 

前田高地に着く前から、如何にそこが過酷な戦場であるか、そして如何に敵である日本軍の攻撃が恐ろしいかを匂わせるシーンが挟まり、緊張感が高まる。

 

そしていよいよ前田高地(ハクソー・リッジ)での戦闘シーン。

まさに「ありったけの地獄を詰め込んだ」戦闘で、日米双方による壮絶な戦いが繰り広げられる。

その迫力たるや、月並みの表現ではあるが本当にその場にいるような感覚に陥り、映画館のシートの上でグッと体に力が入ってしまった。

ここまで激しい戦闘シーンは久しぶりに観たかも知れない。

流石はメル。

 

主人公については、「そういう人居たんだなあ、すごいなあ」くらいの感想でした。

これは別に描き方が悪いとかではなく、単純に俺が興味ないだけっす…

 

どんなに着飾ったところで、人間の本質は「暴力」であると思う。

だからどちらかと言うと、主人公のドスよりはスミティの方が感情移入はしやすかった。

 

太平洋戦線における、アメリカ軍第1海兵師団の体験を描いたTVドラマ「ザ・パシフィック」では、その暴力、憎悪と言ったものがこれでもかと描き出されていた。

しかも敵味方問わず。

 

そちらの方がある意味では「人間的」であると思う。

  

とはいえ、「戦争」という人間の本質の究極とも言える行為の中で、主人公は良い意味で異質に見えた。

「殺し合い」の中で「救う」ことのみに命をかけ、しかも武器を何も持たずなんて並大抵出来ることではない。

そこは賞賛されるべきであると思う。

 

この作品は、太平洋戦線という地獄の釜の底に見えた、微かな光を描いた作品と言える。

 今のところ、今年劇場公開された映画では一番見応えのある作品。

 

 戦後70年が経ったとはいえ、全くの他人事ということは決してないので、歴史を振り返るきっかけにはなるのではないだろうか。

 

同じく沖縄戦、太平洋戦線を描いた作品は、前述の「ザ・パシフィック」や「激動の昭和史 沖縄決戦」、イーストウッドの「硫黄島」2部作などまだまだあるので、これらについても近いうちに書こうと思います。

 

 

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