モアミザン堀の"独自解説!キネマブック"

映画を観た感想をつらつらと書くブログです。

#02 「激動の昭和史 沖縄決戦」

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今日は古き良き日本の映画「激動の昭和史 沖縄決戦」。

このポスターですよ…

この迫力満点のポスターだけでご飯3杯はいけますね。

 

 

1971年、岡本喜八監督作品。

出演は小林桂樹丹波哲郎仲代達矢

仲代達矢は日本で一番好きな俳優。

 

その名の通り、太平洋戦線における沖縄戦で、日本軍第32軍を描いた作品。

岡本喜八監督らしく、かなーり真面目に、そして丁寧な作りで、いかにして第32軍が沖縄に配備されるに至ったかや登場人物たちの解説が描かれる。

 

前半部分のやり過ぎなくらい丁寧な作りのおかげで、戦争映画という予備知識がかなり必要なジャンルに関わらず、あまり知識がなくてもそれなりに観やすくなっております。
とはいえ、予備知識はあるに越したことはないので、きちんと勉強しましょう。

 

この時代の作品ほとんどに言えることだが、この頃の俳優は元軍人の方も多く、演技の迫力が格段に違う。

演技面で非常に見ごたえがある。

 

かくして米軍は沖縄に上陸、仲代達矢演じる八原大佐の立てた持久戦法によって米軍は過去類を見ない程大苦戦する。

かしながら海軍は菊水作戦を実行、大本営などからは「大攻勢に打って出ろ」と干渉される。

 

八原大佐は徹底した持久戦を敢行するつもりだが、丹波哲郎演じる長参謀総長は総攻撃を仕掛けるべきと主張、意見が食い違う。

このまま総攻撃を仕掛けずに負けたらどうする?天皇陛下、日本に何と詫びるつもりだと言われて八原大佐の一言。


「誰にも詫びません。その必要はありません。我々は最善を尽くしております!!!」

 

このシーンは最高にグッときた…
一番の名シーンだ

 

しかしながら、Wiki等で史実を調べれば分かる通り総攻撃は決行。
結果は言わずもがなの大失敗。
この総攻撃のシーンは凄い。
兵士や民間人がバッタバッタと斃れていく様が延々と流れる。

 

この後、32軍は組織的抵抗が出来なくなってしまい、どんどん崩れていく。
後半はその32軍の最期とも言うべき姿が描かれる。

銃弾に倒れる兵士や沖縄県民、そして覚悟を決め、自決。

思わず目を背けたくなる時間が続く。

 

沖縄戦を描いた作品の中では間違いなくベスト3に入る作品。

まごうことなき傑作。

何より仲代達矢演じる八原大佐が最高にカッコいい映画である。

 

沖縄戦における日本軍の組織的抵抗が終結したのは6月23日なので、若干時期はずれているが、これから夏にかけては何かと当時のことを振り返る機会が多かったりする。

そんな時にはTVで放映されるドラマではなく、この1本を観てはいかがだろうか。

約2時間30分ほどあるが、テンポ良く仕上がっているので長さは気にならない。

 

ちなみに、最近の映画では無いが、途中で休憩時間が挟まります。
そんな意味でもオススメ。

 

amzn.to

 

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