モアミザン堀の"独自解説!キネマブック"

映画を観た感想をつらつらと書くブログです。

#08 「ワイルド・バンチ」

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今日は西部劇「ワイルド・バンチ」

1969年、サム・ペキンパー監督作品。

出演はウィリアム・ホールデンアーネスト・ボーグナインロバート・ライアンetc...

 「最後の西部劇監督」ぺキンパーの代表作的存在。

そして伝説的な名作。

 

もう何から何までカッコイイ。

この映画で描かれているのは男の美学、そして滅びの美学である。

監督はスローモーションを駆使した暴力描写を多用するが、今作は際立ってその描写が多い。

 

最後の戦いに向け、横一列で歩いていく男たち、そして何百人という敵に囲まれてもお互い顔を見合わせ笑うところなんかは鳥肌もの。

サイコーに痺れる。

そして最後の銃撃戦は「死のバレエ」と称され、壮絶でありながら美しさを感じられる。

 

時代は1910年代、西部開拓時代も過ぎて、もはやカウボーイや彼らのようなアウトローたちもすでに時代遅れ。

この作品が公開された1969年も、欧州産のマカロニ・ウェスタンが人気を得始めており、すでにアメリカの古きよき西部劇というものは時代遅れになろうとしていた。

そんな中、この作品がその古きよき西部劇に引導を渡した。

 

時代の流れに乗れず、取り残された男たち。

己が信念を貫き、そして滅んでいく。

まさに滅びの美学。

 

これを観ずして西部劇は語れない。

そして、男なら有無を言わずに観るべし。

 

amzn.to

 

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