モアミザン堀の"独自解説!キネマブック"

映画を観た感想をつらつらと書くブログです。

#11 「ストレイト・アウタ・コンプトン」

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今日は先日の予告通り、「トリプルX:再起動」に登場した「アノ男」に関する映画を。

「ストレイト・アウタ・コンプトン」。

2015年、F・ゲイリー・グレイ監督作品。

 

 

俺を知る人からすれば「お前HIP HOP聴くのかよ!」と思われるかも知れん…

ゴリゴリのHR/HMが大好きではあるが、食わず嫌いも良くないと思い、そのきっかけにでもと観たのがきっかけ。

 

最初に戻ると、「アノ男」とは、2代目トリプルXことアイス・キューブでした。

しかしながら、アイス・キューブがHIP HOPグループに在籍していたのは知らなかった。

アナコンダ」のイメージが強すぎてな…

本作はそんなアイス・キューブや、ウェストコーストの帝王ドクター・ドレ―らが在籍していた伝説的グループ「N.W.A.」の伝記映画。

 

「N.W.A.」は1980年代末に西海岸で生まれた、たった3枚しかアルバムを発表していないにも関わらず後続のアーティストに多大な影響を与えたグループ。

攻撃的な歌詞などが特徴の彼らの音楽は、ギャングスタ・ラップ」と形容される。

FBIに警告を受けたこともあるほど過激。

 

そして本作の制作には、元メンバーであるアイス・キューブドクター・ドレ―も参加している。

キャストにはメンバーの若かりし頃を彷彿とさせる人物たち。

中でもアイス・キューブ役はすごい似てる…

さすがに似すぎじゃねえかと思ったら、なんとアイス・キューブ役には実の息子オシェイ・ジャクソン・Jrが。

そりゃ似てるはずですわ…

 

蘇った「N.W.A.」が、名曲「Fxxk Tha Police」などを披露してくれる。

その姿はまさに生まれ変わりのよう。

今までHIP HOPもろくに聴いてないやつが偉そうに言ってますがその辺はご勘弁を…(笑)

 

先に書いたように、このライヴシーンは本作のハイライトシーンと言える。

最高にかっこいい。劇中の言葉を使うなら「めちゃくちゃDope」だ。

 

ただ、このシーン以外はこれといって見どころもなく、地味で長い。

もうちょっとまとめられなかったのか悔やまれる。

なお、終盤にはもっとグッとくる展開が待っているので、我慢して最後まで見届けましょう。

 

中だるみはするものの、随所で当時の西海岸のフレーバーを味わえる音楽伝記映画の新たなる名作。

また、当時の(というか今もか)アメリカの人種問題やロス暴動前後の西海岸についても調べると、より理解が深まるかも。

何といっても、アイス・キューブが発表した楽曲がロス暴動のきっかけになったといわれるほどなので、どれだけ影響を持っていたか、そしてどれだけ人種問題がアメリカにとって大きな問題だったかがわかるはず。

順番は前後するが、他にも「8mile」や「Get Rich or Die Tryin'」など、伝記映画も色々あるので興味がある方はそちらも。

 

お陰様でウェッサイの虜になりました。

ギャングスタ・ラップの魅力が凝縮されているので、HIP HOPに触れてみたい人は是非。

 

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