モアミザン堀の"独自解説!キネマブック"

映画を観た感想をつらつらと書くブログです。

#20 「仁義なき戦い 広島死闘篇」

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今日は任侠映画「仁義なき戦い 広島死闘篇」。

1973年、深作欣二監督作品。

 説明不要な東映実録路線の傑作シリーズですね。

中でも一番好きな2作目を。

 

主演に北大路欣也千葉真一と豪華過ぎるラインナップ。

中でも千葉真一が演じた大友勝利は、日本映画史に残る悪役でした。

悪逆非道の限りを尽くし、残した名台詞も数知れず…

大変魅力的(?)な役です。

 

北大路欣也演じる山中正治も、殺人マシーンっぷりが半端なく大友に負けず劣らずの魅力。

そんな二人が激突する作品、面白くないわけがないでしょう。

 

しかもこの二人、もともとは配役が逆だったというのも驚き。

千葉真一が演じる山中正治、北大路欣也が演じる大友勝利

これはこれで観てみたい。

 

この二人が主軸なので、前作で主人公広能昌三を演じた菅原文太の出番は少なめ。

 

また、上原靖子を演じた梶芽衣子を忘れてはいけない。

山中と靖子の哀しい恋物語が、よりラストに響く。

緑魔子と並んで日本映画の女優で好きな人だ。

「女囚さそり」や「修羅雪姫」などあるが、これが一番好きだったりする。

 

そして「仁義なき~」シリーズで忘れてはいけないのは、台詞だろう。

今作では山中が広能に対し発した以下の台詞が一番好き。

 

時森を狙い呉にきた山中、そこで刑務所で懇意になった広能と再会。

時森を匿っていることを伝え、「黙って広島に帰らんか?」と山中に告げる広能に対し、

「わしも、格好つけにゃならんですけん」

 

男ならどうしてもこういった台詞に憧れたりするもんだ…

名台詞だけをまとめた本なんかもちょくちょく出てるので、是非とも一度観て頂きたい。

 

山中正治と大友勝利、二人の死闘に手に汗握る傑作。

暑い夏にさらにアツくなること間違いなし。