今日は久しぶりに古き良き西部劇を。
「リオ・ブラボー」
1959年、ハワード・ホークス監督作品。
出演はジョン・ウェイン、ディーン・マーティン、リッキー・ネルソン。
ハードボイルド作品の名匠ハワード・ホークスが作った西部劇の傑作。
ジョン・フォード監督の「真昼の決闘」に対するアンチテーゼともいわれてますね。
俺はどっちも好きだ。
とにかく面白い。
悪党に立ち向かうジョン・ウェイン、その仲間はアル中の元凄腕ガンマン、足の不自由な老人と頼りない。
そこに早撃ちの若者が加わる。
ディーン・マーティン、リッキー・ネルソンと2人の歌手がいるので、途中で素敵な歌を披露してくれます。
「ライフルと愛馬」は名曲なので一聴の価値あり。
ウォルター・ブレナンはコメディ担当ということで、大いに笑わせてくれます。
アンジー・ディキンソンはお色気担当、あのジョン・ウェインもタジタジになっちゃいます。
ラストには誰もが憧れる名セリフ「君を逮捕する」も飛び出します。
作中屈指の名シーンと言えば、敵が一晩中流す「皆殺しの歌」。
メキシコ軍がアラモ砦を包囲した際に流したという「De Guello」を元に制作された曲。
この曲を聴いたアル中のディーン・マーティンの手の震えが止まるシーンは最高にしびれます。
また、リッキー・ネルソンがジョン・ウェインにライフルを投げ渡して3人の敵を一瞬で倒すシーンなんかもカッコいい。
後年「要塞警察」でもオマージュが捧げられたりしています。
こんな感じで各キャラクターにしっかり見せ場が用意されており、歌あり笑いありで非常に痛快な西部劇です。
最後の最後、敵があっさりやられちゃうのがちょっと残念ですが、それを補って余りあるほど面白い。
まさに傑作です。
今のところアメリカ産の西部劇しか紹介してないので、ゆくゆくはマカロニも紹介していきないなあ…
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