モアミザン堀の"独自解説!キネマブック"

映画を観た感想をつらつらと書くブログです。

#29 「ソイレント・グリーン」

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今日はSF「ソイレント・グリーン」。

1973年、リチャード・フライシャー監督作品。

出演はチャールトン・ヘストン

 西暦2022年、人口が爆発的に増加し、食料すら満足に得ることのできない近未来が舞台のややディストピア的作品。

一部の特権階級とその他大勢の貧困層

物凄い格差社会

貧困層は食べるものすらままならない状態で、ソイレント社が生産する「ソイレント・グリーン」と呼ばれる加工食品の配給を受けてなんとかしのぐ日々。

 

そんなソイレント社の幹部が殺された事件を調査していくなかで、衝撃の事実が判明する、といった感じのお話。

 

科学の発展による犠牲で、環境汚染、人口爆発と映画の中の話だけで済ませられない時代になったなあと感じるところも。

まあ日本は人口が減り過ぎてやばいので一部に違いはありますが…

 

人口抑制の為の安楽死施設「ホーム」というものが劇中に出てくる。

そこで映し出される映像は本当に綺麗。

一歩外に出れば汚れた空気に疲れ切った人たち。

そんな現実とホームで映される映像の対比は見事。

 

そしてソイレント・グリーンについてさらに調べていくのだが、一体ソイレント・グリーンとは何なのか、それは是非自身の目で。

その昔、スクウェアから「ゼノキアス」というゲームが発売されたが、その中で皆のトラウマとなっている「ソイレントシステム」もこの作品が元ネタ。

 

まあ未来は決して輝かしいものばかりではなく、こういった暗い側面もある、という感じの作品ですね。

現実としてもこの作品は映画の中の出来事で片づけるべきでない部分もあるかと思います。

 

チャールトン・ヘストンが普段と少し違った、アンチヒーロー的な役柄を演じているのも見どころのひとつ。

地味といえば地味だが、100分もない短めな作品なので、さっと観たいものとしてオススメ。