モアミザン堀の"独自解説!キネマブック"

映画を観た感想をつらつらと書くブログです。

#41 「ミシシッピー・バーニング」

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今日は社会派ドラマ「ミシシッピー・バーニング

1988年、アラン・パーカー監督作品。

出演はジーン・ハックマンウィレム・デフォー

 1964年にミシシッピ州フィラデルフィアで起きた公民権運動家3人が殺害された事件を基にした作品です。

公民権とは何ぞやというところはWikiで見てもらうとして、この映画を観て一番に思ったのは「アメリカの人種差別えげつなさすぎ」ということ。

キング牧師の暗殺やらロス暴動とかもあったように、人種差別が猛烈に強い国なんだということを改めて実感します。

 

映画の冒頭に出てくる蛇口のシーン。

左は「WHITE」、右は「COLORED」

要するに「WHITE」は白人専用、「COLORED」はその他黒人や有色人種用。

ここまであからさまに人種差別が行われているという状況。

 

そんな街で公民権運動家3人が失踪。

その捜査にFBI捜査官が2人やってくる。

それがハックマン演じるアンダーソン捜査官とデフォー演じるウォード捜査官。

操作を開始するが、失踪した街では堂々と人種差別が横行している。

しかも操作を進めようとすると街の保安官やKKKが妨害してくる。

 

全編通して非常に暗い作品です。

楽しいことは何一つありません。

ただただ陰鬱な人種差別を見せ続けられるだけ。

そんな状況の中、FBI捜査官の2人がなんとか捜査を進めていくが、捜査のせいで新たな火種が生まれたりと、なんとも胸糞の悪い映画です。

 

最終的に犯人は逮捕されるのですが、全くめでたしめでたしといった感じもしません。

この作品から学ぶことがあるんでしょうか…

あるとすれば、アメリカの歴史の一端には、人種差別の歴史があるということ、そしてそれは今でも無くなっていないというところでしょうか。

 

映画の中では主に黒人に対する差別、迫害がクローズアップされてましたが、実際のところは「白人:その他有色人種」といったところだと思います。

 

全く娯楽色はないですが、たまにはこんな真面目な作品も。