モアミザン堀の"独自解説!キネマブック"

映画を観た感想をつらつらと書くブログです。

#45 「バーニング・オーシャン」

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突然だけど、米国オリジナルポスターってカッコいいデザイン多いよね・・・

今日は実話を基にした映画「バーニング・オーシャン

2016年、ピーター・バーグ監督作品。

出演はマーク・ウォルバーグ、カート・ラッセルジョン・マルコヴィッチ

 2010年に発生した、メキシコ湾原油流出事故を題材にした映画。

原題の「DEEPWATER HORIZON」は事故を起こした採掘施設、「ディープウォーター・ホライズン」のこと。

 

このメキシコ湾原油流出事故、汚染の度合いや被害額から言っても史上最悪の事故だったにも関わらず、日本人にはなかなか馴染みが薄いと思われる。

正直俺もピンと来ない。

そのせいか知らないが「バーニング・オーシャン」なんていう微妙なタイトルが付けられちゃっている。

 

映画は事故当日の模様、主に事故発生に至る経緯(BP社の利益を追求した杜撰な安全管理など)が結構な時間を割いて描かれている。

爆発が起きるのが始まって1時間経ったあたり(映画は約1時間40分)というところからも、それが窺い知れる。

 

このBP社の人間がそれはもう絵に描いたようなクズっぷり。

スケジュール遅れてんだろ、いいからさっさとやれこの腰抜けども!といった感じで現場の人間をせっつき、その結果史上最悪の大事故に発展してしまうのである。

そして事故が起きるや否や、当の本人達は我先に救命ボートに乗り込み、無事生還しているのである。

胸糞悪いったらありゃしない。

 

そんなところも見せつつ、監督お気に入りのウォルバーグを筆頭に、現場の人間は被害を最小限にとどめるべく奮闘するのである。

時には自分の命を犠牲にして。

 

なんか色んな所でよく見かける構図だなあとしみじみ思いつつも、事故発生のシーンはものスゴイ迫力。

これを観ると、死者11名って少ないんじゃなかろうかと錯覚してしまうレベル。

 

映画的には、事故に至るまでの経緯に重きを置いているためか、事故が起きてからの脱出劇があっさりした感じに思えた。

ラストも何が何だかというような尻切れトンボな終わり方だった。

そこはちょっと不満である。

現場の再現に近いものであるからこれはしょうがないのかも知れんが。

現場の人間的には無事生還できた時点で終わりではあるんだよなあ。

 

余談として、ピーター・バーグとウォルバーグのタッグは本作の他に、アフガンにおけるネイビー・シールズ最大の悲劇と言われるレッド・ウィング作戦を描いた「ローン・サバイバー」(めっちゃ面白い)と、ボストンマラソン爆弾テロ事件を描いた「パトリオット・デイ」がある。

実話ネタ好きなのかなあ…

その他では「戦艦が簡単に沈むか!」の名セリフでお馴染みの「バトルシップ」もこの監督の作品。

こちらも是非。

 

それにしても、日本公開が2017年4月21日、半年も経たずにDVD化とは…

興行振るわなかったのかなあ…