モアミザン堀の"独自解説!キネマブック"

映画を観た感想をつらつらと書くブログです。

#46 「デイライト」

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9月は防災月間ということで、ちょっとだけパニック映画推しでいきたいと思います。

そんなわけで昨日に続いてパニック映画「デイライト」

1996年、ロブ・コーエン監督作品。

出演はシルヴェスター・スタローン、エイミー・ブレネマン、ヴィゴ・モーテンセン

 我らがSly(スライ)の映画です。

90年代の第2次パニック映画ブームに生まれた作品の中でもTOP3に入ると勝手に思ってます。

 

パニック映画の原点にして頂点「ポセイドン・アドベンチャー」に非常に似た映画。

それもそのはず、監督のロブ・コーエンは「ポセイドン・アドベンチャー」の制作に携わっており、監督自身「(ポセイドン・アドベンチャーを)参考にした」と公言してます。

しかし、パクリ映画と侮るなかれ、非常に出来のいい映画です。

 

始まって20分ほどした頃、違法な有毒廃棄物を満載したトラックがトンネルに差し掛かる。

そこに宝石強盗の車が猛スピードで突っ込み、大爆発。

それはもう本当にスゴイ爆発。

天下のI.L.Mが手掛けたVFXは圧巻。

昔はこのシーンばっかりスローにして繰り返し観てたなあ…

 

トンネル内部での次から次へと問題が起こる感じも非常にハラハラします。

そこにちょこっと人間ドラマ的な部分も織り込まれてるので、飽きることなく楽しめます。

  

キャスト面では、「テリトリー・ビヨンド」の社長、ロイ・ノード役にヴィゴ・モーテンセン

トンネルの管理局員ノーマン・バセット役には伝説のアメリカン・ニューシネマ「バニシング・ポイント」のコワルスキー役で有名なバリー・ニューマン。

そして護送中の囚人ビンセント役にはスタローンの息子セイジ・スタローン。

この作品で「ロッキー5」に続く2度目の親子共演を果たしています。

しかし、残念ながらセイジは2012年死去、最後の共演作になってしまいました。

 

また、この映画はサウンドトラックもいい味を出しています。

困難に立ち向かうようなイメージのスコアで非常にカッコいい。

 

本当に「現代版ポセイドン・アドベンチャー」と言った感じです。

違うと言ったら主人公が死なないことくらい(向こうは牧師と刑事のダブル主人公ですが)。

また、こちらの方が人間ドラマ的には薄っぺらさが否めません。

 

90年代と言えば、コンピュータグラフィックスが飛躍的に進歩し始めた時期。

ターミネーター2」のT-1000や、「ジュラシックパーク」の恐竜など、ちょっと前では考えられないような描写が可能になってきた頃です。

そんな技術がパニック映画と合わないはずがなく、本作や「ツイスター」、「ボルケーノ」や「アルマゲドン」、「パーフェクト・ストーム」など数多くのパニック映画が世に送り出されていきます。

その映像は今観ても決してしょぼいものではなく、十分な迫力を持っています。

 

そしてそこから更に技術は進化していき、破壊神ローランド・エメリッヒが本領を発揮していくわけです。

 

これだけVFX技術も進歩していくのだから、どんどんパニック映画を作ってもらいたいなあと思う今日この頃でした。