モアミザン堀の"独自解説!キネマブック"

映画を観た感想をつらつらと書くブログです。

#47 「哭声/コクソン」

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今日は韓国産スリラー?ミステリー?「哭声/コクソン」

2016年、ナ・ホンジン監督作品。

出演はクァク・ドウォン、ファン・ジョンミン、國村隼

 「チェイサー」「哀しき獣」の監督が新たに作った作品。

「哀しき獣」は未鑑賞ですが、「チェイサー」は韓国お得意のとにかく陰鬱で不条理に満ち満ちた傑作スリラーでした。

今回も同様の路線かと思いきや、陰鬱ではありますが宗教的要素なんかがメインに据えられている、ちょっと変わった作品でした。

 

ぶっちゃけると結構難解な映画な気がします。

俺が宗教方面はからっきしだったので、恐らく作品の半分も理解出来てないんじゃないかと思います。

鑑賞後に色んな考察を読んで漸くちょっと理解出来た程度でした。

宗教、特にキリスト教に明るい人なんかは気づくところが多いと思います。

 

そういうことで作品の内容はロクに書けないので、他の部分について書きます。

 

監督の他作品に見られるように本作も陰鬱です。

そして良い意味で汚い。

俳優の顔も血塗れの泥塗れで、「汚し」が非常にうまいんですね。

 

そしてこの映画、何よりも國村隼の存在が非常に大きいです。

物語の中枢に関わる役柄ですし、山の中でほぼ裸で四つん這いになる姿はすさまじいです。

この人すげえ人だなってあらためて実感できます…

その昔「ハードボイルド/新・男たちの挽歌」にも殺し屋役で出てましたし、どの映画でも存在感はピカイチですね。

 

そんな感じでろくに物語について触れることもない記事になってしまいましたが、この作品については自分の目で見て、自分なりに考えることが大事な作品だなと思います。

観る人によって解釈が変わる映画の最たるものだと思いますし、あれこれ考える楽しさは十二分にあります。

というわけで、それなりにえげつない描写もありますが是非。