お次はサスペンス映画
「合衆国最後の日」
1977年、ロバート・アルドリッチ監督作品。
出演はバート・ランカスター、チャールズ・ダーニング、リチャード・ウィドマーク。
骨太な男の映画を撮ったら右に出るものは居ないアルドリッチ監督の極上サスペンスです。
ミサイル発射を巡る手に汗握る140分です。
記事にしてみたものの、あんまり詳細書かない方が絶対楽しめるんだよなあ…
細部までこだわりが徹底された作り、一つひとつの動作に緊張感が漂う作品で、とにかく緊張しっぱなしです。
「24」シリーズでも使用されていた分割画面がかなり効果的に使われています。
一番好きなのは先遣部隊隊長の少佐への、バート・ランカスターとリチャード・ウィドマークのセリフですね。
「最高のチームを送ってきたか、日曜日なのに」
「あいつか、それなら安心だ」
お互いが実力を知っているからこそのやり取り。
こういうのがたまりませんね!
こんな一言二言でグッと心を掴まれる作品はそうそうないですね。
好きなんだけどなあ…
もっと増えてほしいものです。
緊張感の中にも合衆国の本質が垣間見える、その中での男の生き様が描かれる重厚な作品。
好みは別れるかもだけども間違いなくサスペンスの傑作である。