自由気ままに独自解説!キネマブック

映画を観た感想をつらつらと書くブログです。

#65 「洞窟探検ダイビング」

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今回は久しぶりのドキュメンタリー

「洞窟探検ダイビング」

原題:Takaisin pintaan(Diving into the Unknown)

 

2016年、フィンランドノルウェー制作。

 

  

「洞窟探検ダイビング」なんて楽し気なタイトルですが、中身はそんな楽しさの欠片もないシリアスで緊張感が全編に漂う作品。

 

2014年、ノルウェーのプルーラ洞窟でのダイビング中に狭い通路で身動きが取れなくなり、2名が死亡するという事故が発生。

メンバーはやむなくその2名の遺体をその場に放置し洞窟から脱出。

警察が編成した国際チームが遺体回収に向かいますが、あまりに困難な環境で回収は出来ず、作業は中止される。

残ったメンバーは自分たちで2人の遺体を回収することを決意する…

というお話。

 

これは内容もさることながら映像のインパクトがとてつもない。

狭い水中洞窟を潜水するダイバーの視点で進んでいくんですが、めちゃくちゃ怖い。

ホラー映画では恐怖を感じませんが、この映像は物凄い恐怖を感じます。

閉所恐怖症には全くオススメできない作品。

 

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上図の赤い点が2名がいる場所。

数十mとかの話ではなく1km…

 

遺体回収の合間にダイバーたちの心理面も描かれたりします。

なぜ自分は洞窟に潜るのか…

ケイブダイビングは万が一が起きたらほぼ100%命に関わるスポーツ。

仲間が命を落としてもまだ自分は潜り続けるのかといった苦悩、葛藤が描かれています。

それと洞窟での遺体回収がシンクロしているかのような演出は見事。

 

私は山が好きなので、クライマーのドキュメンタリーなんかもよく観ます。

(前回もクライマーのドキュメンタリーを紹介したので気になる方は是非そちらも)

高所登山も同様に何か起きれば死に繋がる大変危険なスポーツ。

フィールドは違うながらもどこか似たところがあるなあと思ったり。

 

ただ、やはりどちらも経験してみないと分からない魅力があるんでしょう。

そして、その魅力に取りつかれた人が世界中に大勢いるのだけは確かです。

 

先日、タイで洞窟に入ったまま行方不明になっていた少年たちが発見されたというニュースがあったので、それに乗っかって紹介してみました。

久しぶりにとてつもないインパクトの映像を観た気がします。