自由気ままに独自解説!キネマブック

映画を観た感想をつらつらと書くブログです。

#68 「デトロイト」

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今日は真面目な1本。

デトロイト

2017年、キャスリン・ビグロー監督作品。

ジョン・ボイエガ、ウィル・ポールター出演。

 男の映画を撮ることに定評のある女流監督キャスリン・ビグローの新作。

1967年のデトロイト暴動において、3人の黒人男性が死亡したアルジェ・モーテル事件を題材とした作品。

 

アメリカでは過去にもロス暴動やワッツ暴動など、人種問題やら何やら複雑な要因が絡まった暴動が度々発生している。

以前「ミシシッピー・バーニング」でも少し触れたように、アメリカでは人種問題がかなり深刻。

 

はっきり言うとエンターテインメント性は皆無。

こんなので「おもしれえ!」なんて口が裂けても言えん。

ただただ理不尽な暴力が振るわれる様をずっと見せられる。

とても暗い気持ちになる映画。

 

とは言ってもアメリカの歴史の一端を垣間見ることが出来る訳だから、観ないのももったいない。

普段テレビを観ていても知ることが出来ない部分なので、観る価値はある。

 

主要キャラである黒人警備員役のジョン・ボイエガ

初めて観たけどなかなかいいですね。

劇中、彼の「この夜を生き抜け」というセリフがとても印象的でした。

スターウォーズシリーズにも出てるみたいなので、これからの活躍が楽しみな人。

 

白人警官役のウィル・ポールターも存在感はピカイチ。

ちょっと引くくらいに熱演してます。

 

2人とも25,6歳の若さでこの演技力は圧巻。

この2人の演技だけでも観る価値あり。

まあ重要なところは他にも山ほどありますが…

あと、劇中でも注釈はあるけど、当事者への取材等はされてはいるが考証が完璧なわけではないので一応注意。

 

そんなこんなで、日本にいるとアメリカにおける人種問題はあまりピンと来ない所も多いと思う。

万人に薦められるものではないかも知れんが、是非とも観てほしい非常にパワーのある作品。

気になる方は是非。