自由気ままに独自解説!キネマブック

映画を観た感想をつらつらと書くブログです。

#71 「トータル・リコール」

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今回はSFの名作

トータル・リコール

1990年、ポール・バーホーヴェン監督作品。

出演はアーノルド・シュワルツェネッガーマイケル・アイアンサイド

2012年にコリン・ファレル主演でリメイクもされました。

観ようと思ってても忘れてたり、せっかくレンタルしたのに観ずに返却してしまったりで何気に今までちゃんと観たことがなかった作品。

Netflixに追加されてたので、今回ようやく鑑賞。

 

いやあ面白いっすねえ。

あんまりSFが好きじゃないのでちょっと敬遠していた部分はあったのですが、もっと早く観ておけば良かった。

 

旅行の記憶を売ってくれるというサービスがきっかけで、自分が記憶を消されていたことを知る主人公。

真相を知るためにいざ火星へ、的な内容。

 

現実なのか夢なのかが非常に曖昧な演出。

この辺は分かりやすいものも含めて注意しながら観ないと分からないです。

見せ方が上手いですね。

ラストはどっちとも取れる終わり方です。

監督はオーディオコメンタリーでしっかりばらしておりますが・・・

個人的には夢オチな方が好みです。

 

また、この作品は視覚効果が物凄い。

主人公が変装に使ったマスクのところだったり、火星の大気で目玉が飛び出すところだったり、まだCGが一般的でなかった頃なりの創意工夫が随所に見られます。

あと、おっ〇いが3つあるミュータントが出てきたりと変態バーホーヴェンらしさも随所にあります。

ラストの、火星の地表に放り出されてウエェーと苦しむシーンを何度も見せる辺りなんか特に。

 

原作はフィリップ・K・ディックの短編小説「追憶売ります」。

フィリップ原作の映画は他にも「ブレードランナー」、「マイノリティ・リポート」など沢山ありますので、興味を持った方はそちらも。

 

フィリップ作品は知的なSF作品が結構多いので、そこに筋骨隆々のシュワちゃんが出てくるのはある意味斬新。

これはこれでありだとは思うけども。

 

そんなシュワちゃんの(偽装の)奥さんを演じるのはなんとシャロン・ストーン

この人が出ると、全然そんなことなくても何となくセクシーシーンが始まるのかと思ってしまいます。

 

そしてそして忘れてはいけないのが、主人公たちを執拗に追うリクター役のマイケル・アイアンサイド

クローネンバーグのスキャナーズでは初っ端で学者の頭を吹っ飛ばしたり、バーホーヴェンの「スターシップ・トゥルーパーズ」ではリコらを徹底的にしごく鬼教官をやったりしてたお方。

それらに比べるとちょっと落ち着いた印象の本作ですが、それでも十分インパクトのある演技を見せてくれます。

 

リメイク版をまだ観ていないので、いずれ鑑賞したいところ。

 

マトリックス」なんかで描かれた「仮想現実」のはしりみたいな作品なので、それらが好きな方は是非。

あとはバーホーヴェンが好きな方も(笑)