自由気ままに独自解説!キネマブック

映画を観た感想をつらつらと書くブログです。

#91 「アヨツィナパの43人」

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約2ヵ月ぶりの更新でございます。

大分期間が空いてしまいました・・・

 

今回は久しぶりのドキュメンタリー

「アヨツィナパの43人」

 

Netflixで配信されているドキュメンタリーです。

2014年にメキシコ・イグアラ市で起きた学生の集団失踪事件を追った作品。

 

デモに参加するためにバスに乗っていた学生が襲撃され、そのうち43人がそのままどこかへ連れていかれ、行方が分からなくなったという何とも恐ろしい事件。

しかも襲撃は警察など国家機関が関わっており、そのまま犯罪組織に学生の「後始末」を依頼したという、事実は小説よりも奇なりを地でいくやばさ。

 

本作では事件当時の様子やその後の捜査などを全2話で配信。

普段聞き慣れない地名や人名が山ほど出てくるので、若干混乱はするものの比較的観やすいと思います。

何より当日の状況が現場を再現したであろうイメージ映像とともに淡々と語られていく様は、変に演出があるより恐ろしい。

より際立つという感じがします。

 

警察と犯罪組織がバリバリ繋がってるのもさることながら、学生の行動もすげえなというのが印象。

いちおう許可は取ったっぽいけど、バスを乗っ取って途中他のバスからガソリンをぶんどって移動を続けるとかちょっと想像ができないですね・・・

これら学生の行動については現地でも賛否両論らしいですね。

 

本事件については「一応」捜査が進められ、首謀者と思われる市長夫妻と警官、犯罪組織のメンバーが逮捕されたらしいですが、結局失踪・死亡したと思われる43人のうち身元が判明したのは1名のみと、進展したとは言えない状況。

 

日本にいるとなかなか想像が出来ないようなことが、世界では起きるんだなあとびっくりすることばかりです。

 

関係者から話を聞いたり、ちょっとした再現映像等があるだけで、直接的な描写はなく観やすいと思います。

ただ、想像力を掻き立てられてへたなホラー映画より怖いです。

 

今(厳密には今ではないですが)世界で何が起きているのか、ちょっと目を向けてみるのも良いのではないでしょうか。